(第3話からの続きです)
団体専用列車「485系国鉄色周遊号」は越後湯沢で折り返しとなり、今度はJR上越線を北上していきます。

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なお、越後湯沢駅では、出発案内の電光掲示板に「485系国鉄色周遊号」と表示。これはうれしかったですね。
ちょっとしたことではありますが、「団体専用列車」という味気ない表示よりも、断然旅の気分が盛り上がります。

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私は今回のツアーにフルコースで参加したのですが、きっぷは越後湯沢で一旦下車し、再乗車する形でした。
そのため座席を移動することになりましたが、2席を1人で使用できるゆったりシートなので問題なしです。

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それどころか、前の座席が空いていたので向かい合わせにし、1BOXを1人で独占という超ゆったりシートに!
キャンセルがあったのか売れ残りかは分かりませんが、幸運に感謝して満喫させてもらうことにしたのでした。

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列車は魚沼地方の山々を眺めながら力走。新幹線開業前の上越線特急の走りを見事に再現していました。

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上越線内では途中停車駅もありません。小出付近では、進行方向右側に清流・魚野川がしばらく併走します。
この魚野川は、越後川口駅近くで日本一の大河である信濃川に合流。今回の旅は川を巡る旅でもありました。

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やがて宮内が近づくと線路が高架に。先ほど走行したJR信越本線の線路を下に見ながらオーバーパスします。

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そしてこの日二度目の長岡に到着。長岡→犀潟→越後湯沢→長岡と三角形を描くようにして戻ってきました。

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その後、走り慣れたJR信越本線を下って新津へ到着。ここまで来ればゴールの新潟は目前なのですが・・・

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それであっけなく終わっては面白くありませんよね。そう、この列車の名前は「485系国鉄色周遊号」ですから。
実は新津を出ると、新潟へは向かわずにJR羽越本線を新発田に向かうのです。これもまた珍しいコースです。
新津の先では新潟県のもう1つの大河である阿賀野川を渡ります。新潟ってやはり水に恵まれた地ですよね。

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水原に到着。ここでは列車交換のためにしばらく停車します。ドアが開き、ホームに降りることができました。

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そして、ここでもヘッドマークの幕回しが行われました。事前の告知にはない、粋なファンサービスだったのです。

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JR羽越本線の新津~新発田間は、少し前まで寝台特急あけぼのやトワイライトエクスプレスが走っていました。
新発田以北では毎日フルーツ牛乳の特急いなほが走っていますが、この区間は普通列車だけという状況です。
次々に姿を消す列車たち。私自身、乗り鉄を卒業する日が近づいてきているような気がしてきました・・・(続く)