私にとって青森県、特に津軽地方は本当に興味の尽きない土地です。先日はこんな場所に出かけてきました。

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弘前市の中心部から板柳に向かう県道沿いにある、「総合レジャーランド 弘前三世寺温泉ホテル」です。
まずはこの看板に感動。どうですか?もうこれでもかってぐらい、昭和テイストに満ち溢れていますよね。

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こちらが建物の外観です。あまり鄙びが感じられませんが、これは最近外壁をリフォームしたのかもしれません。
なお、この建物自体はホテルではなく、ホテルに併設の温泉浴場。地域の公衆浴場の役割も果たしています。

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ちなみにホテル専用の入口はこちら。ちょっと怪しげな雰囲気が漂っていると言ったら失礼でしょうかねえ。

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また、浴場の入口が2つあり、向かって右側は団体用・家族風呂入口となっていました。こちらも興味津々です。

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左側の一般用入口から入ると、内部は昭和のムードが全開。無駄に広い空間がどこか侘しさを募らせました。

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休憩コーナーに置かれていたマッサージチェアもかなりくたびれていました。相当な年代物だと思われます。

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脱衣所も浴室もザ・昭和ですね。分煙の考えはここでは皆無のようですが、これも昭和らしさと思うことにします。

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わ~、いいですねえ。津軽にはこれと似たような温泉浴場がありますが、決して没個性的ではありません。
バブル期以降、雨後の竹の子のように各地に出現したセンター系には決してない風格が感じられるのです。

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湯口はライオン。これもまた温泉ファンにはポイントが高いかもしれません。表面に漂う泡もグッドですねえ。

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当然源泉かけ流しで、湯船からは常時凄い量の湯がザーザーと流れ出していきます。何と豪快なのでしょう。

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それにしても実に美しい光景ですねえ。これで日帰り入浴料金はたったの300円なのです。破格ですよね。

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よく分からなかったのがこの第三の湯船。どうやら後付けのようです。かけ湯用?それとも子ども用なのかな。

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湯は塩辛く、成分はかなり濃厚です。空いていたこともあり、心ゆくまで湯浴みを満喫することができましたよ。
ところで私がここにやって来た真の理由は、タイトルにもあるようにオケ。オケって、源泉の奏でるオーケストラ?

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いやいや、普通に風呂桶です。浴室の入口には見事なケロリンタワーが。この桶こそが素晴らしいんですよ。

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そう、睦和商事製の三世寺温泉オリジナル風呂桶なんです。シンプルですが、なかなかいいデザインですよね。
ぜひとも売店で販売してほしいものです。でも、従業員の方にそれを伝える勇気は私にはありませんでした・・・