福島市内をドライブ中、ある温泉施設の案内看板を何度も見かけ、気になって立ち寄ってみることにしました。

その温泉とは「あづま温泉」です。次々に道端に現れる看板に導かれるまま、山の方へと進んでいきます。
本当にこんな所に温泉があるのだろうかと不安を覚え始めた頃、ようやくそれらしき建物が見えてきました。

建物は思っていたよりもこぢんまりとしています。屋根の上の温泉マークがどこかB級感を漂わせていますね。

入浴料は大人350円となかなかリーズナブルです。結構人気があるようで当日は多くの客で賑わっていました。

脱衣所には一応ロッカーがあるのですが、そのうちのいくつかは扉がなくなっていました。少し殺風景でしたね。

脱衣所の案内表示を見ていると、こちらのオーナーは見栄えにはあまりこだわっていないことが分かりました。

また入れ墨を「タトゥー」ではなく「タトッー」と表記。「タトッー」って発音が難しくないですか?笑ってしまいました。

まずは内湯です。受付の方がツルツルしていいお湯ですよ、とおっしゃっていましたが、確かにその通りでした。
ただし、源泉かけ流しを謳っているのに投入量が非常に少なく、湯の鮮度が今一つという印象を受けました。
看板によれば源泉は71.8℃とかなり高温なので、湯量を絞って投入せざるを得ないということなのでしょうね。

でも、内湯は全面ガラス張りで採光は抜群。露天風呂の向こうに山々が見え、なかなかいい雰囲気なんですよ。

では、露天風呂に行ってみましょう。この露天風呂からの眺めが絶景とのことですので楽しみにしていました。

おお、これは素晴らしい!福島の市街地を一望できるではありませんか。これならきっと夜景も見事でしょうね。

ただし、囲いの板切れが中途半端で、視界を大きく遮っているのが残念。これはなくてもいいと思うのですが。
それに湯船の岩の表面が結構ラフで肌触りがよくない気もしました。ごめんなさいね、文句ばかり言って。

女性露天風呂との仕切り壁には、「東日本大震災・魔訶般若波羅蜜田心経」なるものが。気が引き締まります。

内風呂と同様、露天風呂も源泉かけ流しですが、湯の投入量は少なめ。でも加水しないのはいいことですよね。

市の中心部から車で約30分の距離にこんな絶景温泉があるなんて、福島って素敵ですね。うらやましいです。
なお、この温泉の魅力はこれだけではありません。はっきり言ってここはパラダイス系です。詳しくは後編で・・・
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