福島県の磐梯・吾妻スカイラインの玄関口に位置する高湯温泉にやって来ました。こちらも初訪問になります。

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東北地方で初めて「源泉かけ流し宣言」を行ったのがこの高湯温泉なのだそうです。現地で初めて知りました。
温泉街には日帰り入浴が可能な宿泊施設もいくつかあるのですが、今回は共同浴場一択と決めていました。

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共同浴場の名は「あったか湯」です。「温かい湯」と「高湯」をかけたんですね。ほのぼのとしたネーミングです。

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入口ではリンゴなどの果物が販売されていました。果物王国・福島らしい光景ですね。実りの秋を実感しました。

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この共同浴場は平成15年に開業したそうです。昔の湯治の湯屋をイメージしたという建物は外観も風情満点。

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駐車場からは自噴源泉である「高湯26番滝の湯」を間近に眺めることができます。気分が盛り上がりますね。

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浴室は母屋よりも低い所にあるため階段を下りて向かうことになります。このアプローチも結構気に入りました。

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入浴料金は格安の250円です。さらに1,000円の加算で利用できる予約・貸切制の家族風呂もありました。

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脱衣所では水道の蛇口の金属が腐食していました。これはもうおなじみ、硫黄泉の温泉施設の宿命ですね。

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わ~、これは素晴らしいですねえ。共同浴場にしてこのクオリティ!私は感嘆のため息をついてしまいました。
ここでは男湯も女湯も家族風呂もすべて露天風呂のみとなっているのですが、一体なぜだと思いますか?

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それは内湯にすると、室内に硫化水素ガスが充満する恐れがあるからなのだそうです。これには思わず納得。
源泉から湯船までの距離はわずか60メートル。木の樋を使って自然冷却させながら源泉が投入されています。

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湯は青白く濁りとても神秘的です。源泉は高温でも湯船は適温になっているので長湯を楽しむことができます。

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浴槽から溢れ出した湯は、小川となって流れ去ります。その小川の川底もクリーム色に染まっていて見事です。

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人気施設のためいつも混雑していると聞いていましたが、この時は休日にもかかわらず比較的空いていました。
福島ってこんなにいい温泉がたくさんあったんですね。これからは福島通いが頻繁になりそうな予感がします・・・