前から一度入ってみたいと思っていた共同浴場が間もなく閉鎖されると聞き、慌てて入浴に出かけてきました。

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やって来たのは静岡県熱海市。JR来宮駅で電車を降り、てくてく歩いての訪問です。あっ、あれでしょうか?

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わ~、これは激渋な共同浴場ですねえ。錆びついた壁のトタン板が何とも言えない雰囲気を醸し出しています。

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別方向から眺めてみると、深紅のトタン屋根が目に染みるようでした。壁の板には隙間ができてしまっています。

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建物には特に看板らしきものはないのですが、ここは共同浴場なのです。基本的には地元住民向けですけど。

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ただし私のような部外者でも、「臨時入浴」という形で入浴することができるのです。これはうれしい措置ですね。

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300円の入浴券は道の向かいにある小山商店で取り扱っていましたが、残念ながら閉店してしまったそうです。
そのため、そのお隣の個人宅で入浴券を販売しています。(ちなみに私は、もう1つの取扱店で購入しました。)

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ワクワクしながら玄関の扉を開けると、まず目に飛び込んできたのは、年季の入った「入浴者注意事項」です。
記載されていた年月は、何と昭和39年1月!当時から一度も張り替えられていないのだとしたら凄いことです。

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脱衣所には常連さんの置き道具がずらりと並び、生活感に溢れています。地元の方に愛されているんですね。

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しかし、その一方でこんな注意書きが。きつい口調で書かれていることから、相当手を焼いてきたのでしょうね。

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もちろん、私はきちんと入浴券を購入しましたのでご安心を。この入浴券もまた、実に素朴でいい感じですよね。

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なお入浴券は、脱衣所の壁に据え付けられた小さな木箱に投入します。これで堂々と入浴することができます。

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木箱の側には「浴場終了のお知らせ」が。建物の老朽化と入浴者の激減がその理由だそうです。残念ですね。
この知らせを聞いた温泉ファンが全国から殺到し、芋洗い状態だったらどうしようって心配だったのですが・・・

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何とまさかの貸し切り!この渋い浴室を独占できるというささやかな幸せを心からかみしめた私でした・・・(続く)