寒いのが苦手な私は、冬になると外出する機会がめっきり減るのですが、先日珍しくドライブに出かけました。

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やって来たのは南魚沼郡湯沢町の岩原地区です。ここに前から行ってみたいと思っていた温泉があるのです。
町の中心部からは少し離れた所にあり、本当にこっちでいいのかなと思っていた頃、案内看板が現れました。

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看板の指示に従って未舗装の細い道へ。杉木立が続いており、なかなかいいアプローチだと思いましたね。

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到着しました。このペンション風の建物がお目当ての温泉施設です。ここは北欧かと錯覚しそうな佇まいです。

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こちらの温泉は「鳥井原温泉ハーブの湯」といいます。入浴料は大人600円。やや高めの料金設定ですね。
なお、この温泉は3月末までの土日のみの営業。ある意味、なかなかハードルの高い温泉と言えると思います。

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館内はなかなかムーディーな空間になっています。調度品もハイセンスですねえ。とても居心地がいいです。

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休憩用の部屋も用意されていました。この部屋から杉木立の冬景色を眺めるのもなかなかいいと思いますね。

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さあ、いざ浴室へ。浴室は6角形をしており、外側の3辺に沿うように、きっこう括弧(〔)型の湯船がありました。

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残念ながら加温あり・循環ろ過装置の使用あり・塩素系薬剤による消毒ありですが、加水はされていません。

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湯気がこもりがちなのが難点なのですが、湯の鮮度は決して悪くはなく、気持ち良く入浴することができました。

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でもね、ここのお勧めは露天風呂なのです。外に出ると、野趣に富んだ岩風呂がありました。いい感じですね。

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湯船は上下2段式になっています。両方を合わせると、かなりの広さということになります。うれしいことに貸切!

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2段式の湯船の仕組みですが、上段の湯船を溢れ出した湯が、下段の湯船に流れ込むようになっています。
熱めの湯が好みならば上段、温めの湯が好みならば下段をチョイスすることになりますね。

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露天風呂の隣にはウッディな小屋が。サウナでしょうか。でも施錠されていて、中には入れませんでした。

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浴室の外壁には大きな文字で「ハ~ブの湯」と書かれています。近くのスキー場から見えるように、でしょうね。
せっかくお洒落な外観をした建物なのに、この文字があることでちょっとB級感が漂ってしまっている感じです。

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また、こんな温泉マークが描かれているのも、どこか微笑ましくていいと思います。やはりB級感が漂います。

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夕方だとスキー帰りのお客さんでごった返すのかもしれませんが、日中は本当に静かで穴場だと思いますね。
湯船の向こうにはモノトーンの雪景色。流れる湯が奏でる音も、降り積もった雪に吸い込まれていくようです・・・