雪の降った冬のある日、私は以前からずっと気になっていた東北地方の温泉地において調査を実施しました。

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お目当ての場所に到着。雪原の向こうに倒壊しかけた小屋が見えます。私は興奮を抑えつつ駆け寄りました。

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この冬はどうにか乗り切ったようですが、小屋が完全に倒壊し、朽ち果てるのも時間の問題だと思われます。

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単なる物置のようにも見えるこの小屋ですが、ここに見逃せないお宝があるのです。ほら、よく見てください。

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実は小屋の基部からコンコンと源泉が流れ出しているのです。ゆらゆらと泳ぐ白い湯花が何よりの証拠です。

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ただし、源泉温度は29.3℃しかありません。つまり冷泉なのですが、温泉法の定義はしっかり満たしています。

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ジャーン、ここでマイたらいの登場です。今年初の使用になります。雪の上に置くというのはなかなか新鮮です。
こうやって眺めると、ちょっと深めのスノーボートに見えなくもありませんよね。トナカイに引かせてみようか?

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そして、こちらも今年初の使用となる塩ビパイプを源泉小屋の基部の塩ビパイプに装着し、石で固定しました。

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ここにたらいを置けるかどうか不安だったのですが、何とか湯を導くようにして設置することに成功。やったね!

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この投入量の少なさでは、たらいに湯が溜まるまでに相当時間がかかりそうですが、気長に待ちましょう。

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さあ、いよいよたらいから湯がこぼれ始めました。では、ためらうことなくこの源泉をいただきたいと思います。

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あ~、やっぱりピュアな源泉は最高ですね。何だかバカバカしい気もするけれど、まあいいや。祭りですから・・・