(前記事からの続きです)
もうバレバレだとは思いますが、スーパー白鳥98号で新青森に着いた私は、すぐに青森駅へと向かいました。

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この日は特急スーパー白鳥・白鳥号だけでなく、下りの急行はまなす号札幌行きもラストランとなるからです。

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青森駅の気合の入り方は半端ではありませんでした。メッセージボードの存在は第5話でも紹介しましたよね。
その他にも凄いんですよ。まずはこの惜別記念スタンプ。ヘッドマークがデザインされている優れものです。

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また、青森駅に発着した歴代の客車列車(日本海・海峡・北斗星・あけぼの)のヘッドマークをずらりと展示。
これは見応えがありますねえ。どの列車も、かつてはごく普通に走っていた列車ばかり。昔は良かったな、本当。

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一方、売店では急行はまなすグッズを多数販売。種類も豊富で、いつものことですがつい散財してしまいました。

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特に私が気に入ったのは、このクリアファイルです。使用されている写真のクオリティが高く、迫力があります。

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さらには特製ラストランポストカードを配布するという大盤振る舞い。しかも列車に乗らなくてももらえるのだとか。
私はスーパー白鳥に乗車していたので入手することができませんでしたが、大勢の人々が列を作ったそうです。

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こちらは売店で販売していたポストカード。これもいい出来なのですが、やはり非売品のカードが欲しかったな。

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極めつけは、改札口付近に設置されているこのディスプレイです。通常は列車の遅れなどを表示するのですが、
急行はまなすの廃止日が近づくと、このような特別仕様に。まるではまなすのプロモーションビデオのようです。

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しかもその造りがかなり凝っています。駅員さんの中に、相当マニアックな方がいるのではないかと思いました。

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だって、この煽りっぷりなんですもの。全画面をお見せできないのが残念ですが、本当によくできていました。

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札幌駅や函館駅にはこのような演出は特になかっただけに、青森駅の思いの入れようが際立っていましたね。

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さあ、その急行はまなすの旅立ちの時が、刻一刻と迫ってきました。駅に緊張感が漂ってきたように思います。
ホームには、日本最後の客車急行列車が、もう身を横たえているはず。私は足早に3番線へと向かいました。
一昨日、札幌発の上り列車に乗車してお別れしたはずの私。でも、こうなることは分かっていたのです・・・(続く)