前の記事を読んでくださった方はもう次の展開の予想がついたと思いますが、私はあの温泉に向かいました。

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この地を訪れるのもちょうど4年ぶりです。やはり茨城県まで来たのなら、立ち寄っておかなくてはなりません。

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まずは目にも眩しいクリーム色の水路が視界に飛び込んできました。この様子だと、温泉は健在のようですね。

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その水路の先には・・・ありました、ありました。温泉マニアの間では超有名なコンクリート枡。変わらぬ姿でした。

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超極太塩ビパイプから放出される温泉は、実に毎分3,000リットル!これは茨城県一位の湧出量だそうです。
あまりにも豪快に源泉が放出されているため、枡内には大量の気泡が発生。その光景もまた圧巻なのです。

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しかも強力な硫黄臭を放ちます。水路がクリーム色に染まっているのは、源泉の硫黄成分が付着したのです。
それにしても、どうしてこれだけ豊富な温泉が、未利用のまま放置されているんでしょうね。もったいないです。

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放置の理由として考えられるのは低温だということです。温度は20.6℃しかなく、沸かす必要があるのです。

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コンクリート枡内の水門には硫黄成分がべっとり。これだけ成分が濃厚だと風呂釜を傷めることになりそうです。
あと、そもそも量が多過ぎて、使おうにも使い切れない、という問題もあるかもしれません。まさに宝の持ち腐れ。

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でもね、猛暑日にこのコンクリート枡にダイブすると本当に気持ちがいいんですよ。う~ん、これはたまらない!

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枡の中で見る極太パイプは迫力満点。源泉の湧出には強弱のリズムがあるのですが、とにかく凄い量です。

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なお、枡内の水門を開くと、この穴からゴーゴーと源泉が流れ去ります。この強力バキュームは少し危険かも。

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門を締め切ると枡内の水位が上がり、極太塩ビパイプの先が水没します。こうした方が入りやすいと思います。
私が枡内でバシャバシャ動いたので、壁や底の硫黄成分が剥がれ落ち、卵とじ状の湯花が舞い上がりました。

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このコンクリート枡にダイブして硫黄冷泉にずっと浸かっていると、体はクールダウンされ心も穏やかな状態に。
枡の中から眺める夏空がまたいいんですよね。こんな感じで長時間浸かり、体がふやけてしまいそうでした。

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入りに来るたびに新鮮な感動を与えてくれる激流温泉。夏が来れば思い出す、そんな温泉になりそうです・・・