せっかく諏訪地方までやって来たので、高木温泉・精進湯だけでなく、いくつかの共同浴場を巡ることにした私。

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下諏訪温泉は比較的狭いエリアに庶民的な公衆浴場が点在しているのが魅力です。まずは「みなみ温泉」へ。
その名の通り、JR下諏訪駅の南側の閑静な住宅地の中にポツンと存在しています。なかなかいい佇まいです。

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この看板がなければここが温泉だと気づかないかもしれません。字体といい色使いといい、素朴でいいですね。

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入口はまるで民家のようです。一般にも開放されている共同浴場なのですが、限りなくジモ専に近いのでしょう。

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こちらの温泉は早朝5時からやっています。青森もそうですが、諏訪地方の共同浴場も随分早起きですよね。
なお、この看板では終了時刻がよく分かりませんが、町の観光パンフレットによると夜9時30分までだそうです。

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入浴料は230円と格安。他の共同浴場も軒並み低料金ですので、一日でいくつも巡ってみたくなりますよね。

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私が少し気になったのは宿直室があったことです。早朝からの営業に備えて、当番の人が泊るのでしょうか。

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この日はとても人の良さそうな女性が当番をしており、温かく出迎えていただきました。共同浴場の醍醐味です。

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脱衣所は昭和時代から時が止まったままであるかのような超レトロな空間。初めてなのに懐かしかったです。

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地元の子どもたちが書いた温泉マナーのポスターからは素朴な土地柄が伺え、穏やかな気持ちになります。

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浴室もまたいい雰囲気です。中央に円形の湯船があり、湯船も床もオールタイル。高木温泉によく似ています。

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そして湯船の中心に湯口がある点も高木温泉に酷似。ほぼ無色透明無味無臭の湯がコンコンと注がれます。

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外気が低い冬場だと浴室内に湯気が充満するのはやむを得ませんね。熱めの湯がとても気持ちよかったです。
この温泉も施設の老朽化は否めず、そのうち高木温泉と同じ運命を辿るかもしれません。訪問はお早めに・・・