今回の大分出張では、限られた時間を有効活用して、共同浴場や野湯巡りを存分に楽しむことができました。

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しかし、まだ紹介していない秘湯があるんですよ。それがこちらの温泉。住宅街にひっそりと佇んでいました。

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単なるコンクリート製の小屋にも見えるのですが、ベンチがあり、さらには湯道具が置かれた棚まであります。
実はこちら、民家の敷地内なのですが、御厚意で浴室を開放してくださっているのです。ありがたいですねえ。
母屋の玄関で声をかけると、元気なお母さんが出て来られて快諾。御礼に100円を支払いました。やったね!

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私が初めての訪問だと知ると、親切なことに浴室を案内してくださいました。ドアを開くと・・・う~ん素晴らしい。
目の前にいきなり湯船が現れるのですが、一応目隠しということでしょうか、観葉植物の鉢が置いてありました。

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脱衣所も潔いと感じるほどシンプルです。さすがは個人宅の温泉。でも、男女別ですからある意味贅沢ですね。

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洗い場もいい雰囲気ですねえ。余計なものが一切ありません。床と壁のタイルが渋くてうっとりしてしまいました。

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そして湯船も秀逸。コンクリートの枠にタイルが敷き詰められたレトロな湯船で、私のハートにストライクでした。

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湯船にはアツアツの源泉が常時投入されています。バルブで自在に湯量を調節できます。美しい光景ですね。
湯口は無骨な印象ですが、温泉成分に由来する白い析出物がびっちりと付着していて、大いにそそられました。

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湯は静かにかけ流されています。湯船の隅に排出口が小さくありましたが、入ればすぐに溢れ出しそうですね。

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なお、桶は持参する決まりになっています。これは現地調達したのではなく、新潟からはるばる持ってきました。

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いや~、これは気持ちいい。それに何と言ってもレア感があるのがいいですね。やはり別府はディープです・・・