別府の中心部には、知る人ぞ知る秘湯が他にもまだ存在するようです。さて、無事見つけることができるかな?

イメージ 1

目に留まったこの建物。看板は一切ありません。住宅地に埋没していて、知らずに通り過ぎる可能性大ですね。

イメージ 2

しかし、マニアなら、この屋根の上の物体に敏感に反応するはず。そう、これは湯気抜きに間違いありません。

イメージ 3

さらに、敷地内にはこのような魅惑的な光景が。適温の源泉が塩ビパイプからドバドバ垂れ流されていました。

イメージ 4

屋外に洗濯機が置かれ、なんだかほのぼのとしていますよね。この細い通路に入っていけばいいのでしょうか。

イメージ 5

不安を覚えながら進んでいくと、非常に簡素な受付カウンターのような場所がありました。これは意外でしたね。

イメージ 6

注意書きを読むと、基本的には札による会員制のようなのですが、札がなくても1回100円で入浴可能だとか。
これまたレア感たっぷりな温泉ですね。こうしてふるまって下さっていることに感謝し、料金を竹筒に入れました。

イメージ 7

浴室は男女別になっています。男湯は手前でした。期待を胸に戸を開けます。靴脱ぎ場はかなり狭いですね。

イメージ 8

一応目隠し用の仕切りがあるので、戸を開けてもすぐに湯船は見えません。脱衣棚や桶も用意されていました。

イメージ 9

わ~、これまた渋い浴室ですねえ。素っ気ないと言えば素っ気ないのですが、私には極上の空間に思えました。

イメージ 10

洗い場も大変シンプルです。カランはないので、体を洗うには、湯船から湯を汲んで利用することになります。

イメージ 11

源泉の投入口にも心打たれました。昭和レトロな蛇口から惜しげもなく投入。白い析出物がアートのようです。
なお、湯の温度が高めなので、熱くなり過ぎないよう、入浴者が不在の時は、栓を閉めておく必要があります。

イメージ 12

湯に浸かりながら天井を眺めると、湯気抜きがとても高く感じられました。この造形美にも感嘆のため息でした。

イメージ 13

今回の大分出張で、どの温泉が一番良かったかを決めるのは難しいですが、レア感ではここが一番でしょう・・・