最近何かと忙しく、湯巡りに出かけることも難しくなってしまいましたが、先日久々に列車で遠出してきました。

新潟から上越新幹線の上り始発列車に乗車し大宮で下車。お目当ての列車は特急スペーシア那須野号です。

この列車、6月24日(土)の一日限りで運転された臨時列車なのですが、ホームにはご丁寧に乗車口案内が。
そう、それぐらいこの臨時列車の運行には、JR東日本大宮支社の皆さんが気合を入れてくださっているのです。

さあ、列車がホームに入ってきました。金色の派手な車両で目立ちますねえ。私は初乗車なのでワクワクです。

電光式サボの表示は「臨時」でした。これはこれでレアなのでしょうが、列車名を表記してほしかったです。残念。

今回乗車するスペーシアと呼ばれるこの車両、実はJR東日本ではなく、東武鉄道が保有している車両です。
通常は、新宿(JR)と鬼怒川温泉(東武鉄道)を直接結ぶ、特急スペーシアきぬがわ号に使用されています。
側面のSPACIAのロゴの「I」の部分をよく見てみてください。東京スカイツリーのイラストになっているんですね。

そのスペーシア車両が、普段入線しない那須塩原まで運行するというので、列車旅ファンの注目を集めました。
東武鉄道の車両なのにJR線のみを走行するというのは異例中の異例。だから私も乗ってみたかったのです。
当然特急券は発売と同時に瞬殺必至!しかし、私は何とか窓側席をしかも往復分ゲットすることができました。

正直な話、私は大手私鉄にはあまり興味がないのですが、いざ乗車してみるとなかなか素晴らしい車両です。
シートピッチは広々ですし、ヘッドレストもあって座り心地は抜群でした。窓も大きくて景色を存分に楽しめます。

さらに、足下にはフットレストがあり、窓側席には折りたたみ式のテーブルも。これはもうグリーン車並みですね。

また、空調の吹き出し口が航空機みたいでした。登場してから結構年月が経っているので設計は古いですが。

ホームでは出発式が行われます。ご当地のゆるキャラが集合して賑やかな雰囲気でした。かわいいですよね。

式典ではJR東日本の大宮駅長と東武鉄道の大宮駅長ががっちり握手。何だか私はジーンときてしまいました。

大勢のスタッフの皆さんに盛大に見送られ、いよいよ那須塩原に向けて出発。やっぱり列車旅っていいなあ。

車内はほぼ満席。しかし、私の隣は空席でした。途中で乗ってくるのかと思ったら、結局終点まで空席でした。
臨時列車にありがちな、きっぷだけ買って実際には乗らないという人なのかな。おかげでゆったりできましたが。

最初の停車駅・久喜に到着。普段は特急が停車しない駅なので、これもレアな光景と言えます。見物客も多数。

やがて、栗橋が近づくと、左前方にJR東北本線の線路をオーバーパスする東武鉄道の線路が見えてきました。
ここからがハイライトシーンになります。当然私は朝から缶ビールを満喫。もうすでにほろ酔いです・・・(続く)
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