(前編からの続きです)
プレデスティネーションキャンペーン「本物の出会い栃木」の一環として運転された特急スペーシア那須野号。
JR東北本線の線路と東武鉄道の線路が最接近する栗橋に差しかかりました。ここでは車窓に大注目です。

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進行方向左側に、超短いホームが出現。そこには「運転停車」と書かれています。これは何だか分かりますか?
JR東日本と東武鉄道の乗務員が交代する場所なのです。毎日運転のスペーシアきぬがわ号が使用します。
時刻表上ではスペーシアきぬがわ号は栗橋を通過するのですが、実際は「運転停車」して交代が行われます。

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そして連絡用の線路が東武鉄道の方へと離れていきます。奥に見えているのは東武鉄道の栗橋駅のホーム。

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やがて東武鉄道の線路が左にカーブを描いて遠ざかっていきました。いつもならあちらへと向かうスペーシア。
それが今日はそのままJR東北本線を北上していきます。東武鉄道の協力で実現したこの企画、素晴らしい!

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栗橋を出て間もなく、列車は利根川鉄橋を渡りました。まだ東京近郊区間ですが、その雄大さに心奪われます。

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さて、こういうイベント列車のもう一つのお楽しみは乗車記念のプレゼントです。今回は何がもらえるのでしょう?

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お~、これはなかなか太っ腹ですねえ。特製クリアファイルに、宇都宮車掌区発行の手作り乗車記念カード。
さらには昔懐かしいD型硬券仕様の完全常備特急券風の記念乗車証。これはコレクターにはたまりませんね。
これだけではありませんよ。栃木県らしく、いちごのお菓子まで付いてきました。どうもありがとうございました。

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宇都宮に到着しました。ここでは盛大な歓迎を受けました。ここまでしてもらえると、本当に感動してしまいます。
しかも、JR東日本と東武鉄道のスタッフの皆さんが、会社の壁を越えて満面の笑顔でお出迎え。泣けるなあ。

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その先の宝積寺でも、ホームに特製の横断幕が掲げられていました。こういうおもてなしってありがたいですね。

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さすがにここまで来ると、車窓の風景もぐっとのどかになります。かつての在来線特急を彷彿とさせる走りです。

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途中水のない川を渡りました。いよいよ那須野の原野に入ったことを実感します。この辺一帯は台地なのです。

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頭上に東北新幹線の高架が迫ると、終点の那須塩原に到着です。大宮から約2時間。あっという間の旅でした。

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那須塩原駅のホームでも地元の方々による熱烈歓迎が。こちらに勢揃いしているのは塩原温泉の女将かな?

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こうやって見ると奇抜なカラーリングで、マスクも独特ですけれど、レア感があって存分に列車旅を楽しめました。
今度はこの列車に乗って鬼怒川温泉に出かけてみたいですね。それにグリーン個室にも乗ってみたいですし。

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列車を降りた大勢の乗客は、改札口を抜けてそれぞれ那須野観光に向かうようです。私もプチ温泉巡りへ・・・