この夏は何かと忙しく、温泉活動もほとんどできなかったため、ブログも長期間放置プレイとなってしまいました。
それでも先日、ようやく温泉に行くことができ、少しだけ心身の“充電”をすることができましたので報告します。

やって来たのは山形県の東根温泉です。これまでは通り過ぎるだけの温泉地でした。まずは「オオタ湯」へ。
以前は別の場所にあったそうですが、約10年前に移転し新しくなったとのことです。確かにまだきれいですね。
看板の文字にさくらんぼがたくさん使われていてなかなかユニーク。そう、東根といえばさくらんぼなのです。

建物をよく観察してみると、確かにまだ外観は新しいのですが、随所にB級感が漂っているように思いました。
塩ビの波板が多用されていて仮設風な佇まいですし、温泉マークもちょっといびつですしね。夜は光るのかな?

この温泉は朝6時からやっていて、いつも地元客で賑わっているようですが、この時は比較的空いていました。

フロントでは婦人服やバッグ、草履などの販売が行われていました。地元の高齢者がよく利用するのでしょうか。
山形県って、こういう販売コーナーがある公衆浴場が結構多いように思います。きっと重宝するのでしょうね。

脱衣所にはコインロッカーの設備があるので安心、しかも、料金はたったの10円!良心的だと思うのですが、
だったらいっそのこと返却式にして無料にしてもいいのに。10円のコインロッカーって聞いたことがありません。

浴室は結構広々しています。湯船は目にも鮮やかなスカイブルー。一見、室内プールに見えなくもありません。

湯口が民芸品風でまたいい感じですね。「熱湯注意」と書かれており、結構熱い湯がチョロチョロと注がれます。

そう、東根温泉って熱いことで有名なのです。源泉の温度は66.0℃もあり、湯船への投入時も48.0℃です。

なお、残念なことに循環装置が使用されており、さらに気温の高い時期は加水が行われています。惜しいなあ。

ただし、湯船からはオーバーフローが認められるため、湯口からの投入分についてはかけ流されるのでしょう。

浴室の中央には桶と椅子置き場があります。キャスター付きの荷台も含めて白で統一。清潔感がありますね。

天井からは裸電球が無骨にぶら下がります。こんな点もB級感に満ち溢れていて、うれしくなってしまいました。

循環ありではありますが、湯の状態は結構よく、空いていたこともあってゆっくり寛げました。東根っていいね・・・
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