時間が限られていたこともあり、残念ながら今回の東根温泉へのプチ遠征では3か所の入浴にとどまりました。

時間が限られていた理由。それは青春18きっぷを使っての日帰り列車旅だったからです。ま、仕方ないですね。
なお、大変紛らわしいことに東根市には「さくらんぼ東根駅」と「東根駅」があります。東根温泉の最寄駅は東根。
だったらいっそのこと、温泉への誘客を狙って「東根温泉駅」に改称すればいいと思うのですが。どうでしょう?

さくらんぼ東根駅には山形新幹線の全列車が停車するのに対し、東根駅は普通列車のみが停車する無人駅。
温泉地の最寄駅としてはちょっと寂しいですね、これは。もっとも、駅舎は有人駅時代の名残で立派でした。

東根温泉の入口にはこのようなゲートが建っていました。住宅地と温泉旅館が混在する、のどかな温泉地です。

東根温泉でも廃業の嵐が吹き荒れているようです。実際この看板に掲載されている「沖の湯」はもうありません。
なお、今回『やまがた日帰り温泉パスポート2』を持参していましたが、有効活用できなかったのは残念でした。

温泉街の中心部には足湯の設備がありました。雨後の竹の子のごとく、今はどこの温泉地にも見られますね。

その足湯の隣にこんな設備が。階段状の単なるオブジェと思いきや、最上段の部分に柄杓が置いてあります。
これはどうぞ自由に汲んで持ち帰っても構いませんよ、というのことなのでしょうか。だとしたら太っ腹ですよね。

さらに足湯のすぐ近くには小さな公園。このご当地キャラは「果樹王国ひがしねの王様・タント君」だそうです。

この公園には、何とペット用の足湯が。ペットを洗うための温泉は見たことありますが、足湯は初めてですね。
う~ん、果たしてどれだけのペットがこの足湯を利用するというのでしょう?正直な話、微妙な気がしました。

また、「泉源の守」という記念碑も。開湯100周年を記念して、平成22年の7月に建立されたのだそうです。

そこにはこんな小川が。源泉枡から未利用の湯がコンコンと流れ出しているのだとしたら魅力的なのですが、
手を突っ込んでみたらただの温湯でした。火傷しないようにわざわざ加水して流しているのかな?謎ですね。

さて、私が東根の町をぶらぶら歩いて心ひかれた、とっておきの場所を紹介しておきましょう。まずはここです。
民家(だと思うのですが)の前に、忽然と佇んでいました。木の蓋がしてあり、柄杓が置いてあるということは・・・

やっぱり。貯湯槽のようです。民家の敷地内ということは自家源泉ということなのかな。これは興味津々です。
もしサービスで湯を振る舞っておられるのだとしたら、ぜひここにたらいを設置して入浴してみたいものですね。

そして私が最も心奪われた物体がこちら。何とポリバスにアツアツの東根の源泉がドバドバと注がれています。
まさに私の嗜好のストライクゾーン。手を突っ込んだらもちろん激熱!でも、パイプを外して湯を冷ましたら!?
もし次に東根温泉に行くとしたら冬にします。冬だったら結構楽勝かもしれませんし。東根もディープですね・・・
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