(第一弾からの続きです)
大仙市の旧協和町には、さらに渋い温泉があるといいます。四郎兵ェを後にした私は次の温泉に向かいました。

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どうやらここのようです。これはまた何とも摩訶不思議な建物ですねえ。屋根の形が超独特だと思いませんか。

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別のアングルから見てみると、本当にユニークな外観であることが分かります。建築学的にも珍しいのかも?

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こちらは「湯元藤久」という温泉宿です。日帰り利用も可能。看板の字体が何とも味わい深くて気に入りました。

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どう見ても純然たる和風建築なのですが、玄関に掲げられた看板には「コミュニティペンション」という文字が。
こんなところがまたお茶目でいいと思ってしまいました。何だかほのぼのとした、安らかな気持ちになります。

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ドアを開けて中に入ろうと思ったらこんな注意書きが。動物好きな私は、ここでまたテンションが上がりました。

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おっ、いたいた。「いらっしゃ~い」とでも言わんばかりに待ち構えています。カメラを向けると目線もバッチリ。

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私が中に入るといきなりマットにゴロン。これは歓迎の挨拶なのでしょうか?秋田猫モフモフ温泉ですね(笑)

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「ごめん下さい」と声をかけると、しばらく間があって、かなりゆっくりとした動作で奥からご主人が現れました。
そう、これでいいんですよ。こんなにのどかな地域なんですもの。スローライフを満喫しておられるのでしょう。

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館内は昭和テイストに満ち溢れています。脱衣所もレトロで非の打ち所がありません。これはレガシーですね。

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うわ~、浴室もまた期待を裏切らない渋さです。鄙び系B級温泉が大好きな人にはたまらないと思いますね。

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大きい湯船と小さい湯船が隣接しており、大きい湯船の側にある蛇口から、ドバドバと湯が投入されています。

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そして、湯は大きい湯船から小さい湯船へと溢れ出し、さらに小さい湯船から浴室の床に溢れ出す仕組みです。
したがって大きい湯船が熱め、小さい湯船が温めの湯になっています。当然ですが、完全な源泉かけ流しです。

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分析表によれば、源泉名は協和温泉(2号井)。泉質はナトリウム・カルシウム硫酸塩・塩化物泉だそうです。

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源泉蛇口には温泉成分の析出物がびっしりと付着し、まるでアート作品のようでした。これはポイントが高い!

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洗い場のくたびれ感もたまりませんね。下手な改修などせず、いつまでもこのままにしてほしいと思いました。

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幸運にも、訪問した日は入浴客が誰もおらず終始浴室を独占。「きょうは何ていい日なんだ」って思いました。
ところで入浴料はいくらだと思います?何と150円なんです。協和温泉でスローライフ、贅沢な休日でした・・・