センター系温泉といえば、きれいではあるけれど没個性的で面白みに欠ける、と思っている人も多いと思います。


でも、今回ご紹介するセンター系温泉は、そんな固定観念をいとも簡単に打破してくれることでしょう。
向かったのは群馬県のみなかみ町。道路沿いのくたびれた看板からして、昭和の雰囲気が色濃く残っています。

向かったのは群馬県のみなかみ町。道路沿いのくたびれた看板からして、昭和の雰囲気が色濃く残っています。

続いて出現した誘導看板も、文字が読みにくくなっているにも関わらず、交換されずに現役。激渋ですよね。


到着しました。「温泉センター諏訪の湯」です。外観は、センター系温泉というよりも鄙びた温泉宿の雰囲気です。


料金は入浴のみなら350円、休憩込みでも550円と良心的です。水上温泉で最も安い料金かもしれません。


しかも、堂々の源泉かけ流し。飲用も可能だそうで、泉質の良さを誇らしげにアピールしていました。


館内も昭和の雰囲気全開です。浴室に向かう廊下に置かれたマッサージ機も、何だかいい味出していますよね。
だってこれ、マッサージ中に他人が脇を通行したら、お互い気まずくなること間違いなしですもの。

だってこれ、マッサージ中に他人が脇を通行したら、お互い気まずくなること間違いなしですもの。

さて、浴室前に到着しました。女湯はノブの付いた開き戸であるのに対し、男湯は引き戸。まあ、どうでもいいか。


脱衣所も実に殺風景で、旅情はこれっぽちもありません。昭和から時が止まったままであるかのような空間です。


掲示された分析表は手書き。これもレアですよね。源泉温度は42.7℃と適温ですが、冬場は厳しいかも?


また、こんな掲示も。「石けんは分離するのでおいてありません」の意味が、私にはよく分かりませんでした。


わ~、浴室も渋いですねえ。タイルも蛇口もレトロで、ここでも昭和の香りがこれでもかと漂っていました。


湯は無色透明ですが、湯船の底のタイルの影響でしょうか、どこか神秘的に見える気がするから不思議でした。


湯船は岩風呂風で、湯口からはクリアな源泉がコンコンと注がれます。刺激の少ない、優しい泉質の湯でした。


幸いなことに空いていて、しばらくの間、貸切状態で湯浴みを満喫。いつまでもこのままでいてくださいね・・・
コメント
コメント一覧 (4)
渋いですよねぇ。
源泉投入量がそこそこあり、鮮度は良かったです。
やや温めなので、にしやんさん的には、もう少し熱めが良かったのでは!?
にしやん
が
しました
にしやん
が
しました